デュランダルの独断で行われた突然の演説放送により、世界は激震する。この一件で、デュランダルはプラント議会を完全に掌握する。一方マリューらは、母国を純粋に心配するカガリやキラの意見を採って、オーブへ向けてアークエンジェルを発進させる。 そんな中、ミネルバに新たな命令が下った。友軍と共にアークエンジェルを包囲し、これを討てというのだ。早速フリーダムを倒せると喜ぶシンとは対称的に、アスランは突然の命令に納得できない。タリアに対し不服を述べるが、彼女もすでに司令部にへ異議を申し立て、却下されていたのだ。旗色不鮮明な危険分子・アークエンジェルとその一党を撃沈せよ……それが、プラント本国の正式決定なのである。ザフトの猛攻に晒され続ける、アークエンジェル。タリアは独断でアークエンジェルへ降伏を呼び掛けたが、カガリを擁するマリューらはこれを受けるわけには行かない。 一方シンは、キラのフリーダムを圧倒していた。インパルスの特性をフル活用しながら戦いに集中するシンに対して、アークエンジェルを守りつつコクピットを避けて攻撃するしかないキラは、徐々に追い詰められていく。 海中へ逃れようとするアークエンジェルに対して、ついにミネルバのタンホイザーが火を噴く。同時に、シンの必殺の一撃がフリーダムに突きたてられる…大爆発の後、爆煙の中から現れたのはインパルスだった。