アヤカシ女王蜘蛛は、総勢五十名を超える大徳寺の修行僧たちを魔糸で操り、ムサシを襲わせる。ムサシはガン鬼の銃を手に、銃の中に宿る鬼の夢幻世界を彷徨っていた。ガン鬼の銃は、手にした武士たちを鬼へと変える禁断の銃だった。鬼の呪縛から逃れるためには、強い精神力が必要。夢幻世界でムサシは、壊れかけそうな自らの精神をなんとか保って、現実世界へと舞い戻った。復活したムサシのガン道の腕は格段に上達していた。そしてガン鬼の銃を駆使して、ムサシはついにアヤカシ女王蜘蛛を撃破するのだった。勝利に酔いしれるムサシに、タクワン和尚は冷たく、お前もいつか鬼になると言い放つのだった。