「この所、桂の様子がおかしいんだよ」 時辰儀が気配を消してしばらく、桂はひとりで時辰儀について調査を進め始めたらしい。 その動きを気にする高杉は、龍馬に相談を持ちかける。 亡き吉田松陰先生の教えに従い、桂と時辰儀を取り戻して“正しき刻の流れに戻す”と言い張る高杉。 しかし、それは本当に“正しい”ことなのか――。 問いかける龍馬に言葉を詰まらせた時、ふたりはふと異変を感じ、外へ出る。 すると……周囲の時間が止まっていた!! この機に乗じて巨城スサノオに乗り込むことを提案する高杉。その目的とは――。