宇宙世紀0096年後半、「サイコフレーム」の存在の脅威を感じた地球連邦政府は、重要な指令を下した。直轄情報部に所属するメト・メルガ中尉に命じ、傘下の特殊部隊「モスティマ」を率いて、地球圏を漂流する小惑星「アクシス(AXIS)」から分離された半辺領域に潜入調査するという内容だ。 メメットと同行した調査チームのメンバーの中には、過去にジオン公国・ニュージオンで技術者とテストドライバーを務めた民間人2人がいた。その名は、エルリト・マリア熱とデントン・ハリグー。 アクシスに潜入した調査隊は、誰もいないはずの基地の中で民間民兵集団「バーナム」の新型「ガンダム」に襲われ、デントンとエルリットも過去に開発を手がけた赤色の「スラグIII改」で応戦し、さまざまな危険な局面に遭遇した。 そんな中、エリットは心に秘めた「想い」を持って、アクシスの表面に残されたサザビーの残骸の方へ……