生まれてすぐに人間に捕まり、メス猫の餌にされるところだったリスの赤ちゃんは、意外なことにそのメス猫から深い愛情を受けて本当の子供のように育てられることになった。バナーと名付けられたその子リスは、お母さん猫と幸せな日々を送るが、住んでいた小屋が火事になり、二人は生き別れになってしまう。追い立てられるように森に入ったバナーは森の動物たちと出会うが、人間の世界で育てられたバナーを、野生の動物たちはよそ者と見る。しかしやがて心を通わせ森の仲間となったバナーは、人間の世界で得た知識を生かして、動物たちを導くのだった。