ある夜、瀬文(加瀬亮)は海野(安田顕)から植物状態の志村(伊藤毅)を治せる医者がいるかもしれない、と言われる。その人物は、"神の手"と呼ばれる細胞を再生する能力を持っていると言う。そんな中、当麻(戸田恵梨香)と瀬文は公安の上層部から張り込みを命じられる。事件の詳細は説明されず、「見ていれば分かる」とガソリンスタンドの地図を渡される。二人が指定された時間にガソリンスタンドに向かうと、アルバイトの武藤(清水優)が突然、ガソリンをバイクにかけ始めた。さらには、他の店員や駆けつけた当麻にもガソリンをかけ、火をつけようとする。間一髪、瀬文が武藤を押さえ込み、大惨事を免れる。すると取調べ中に武藤は、「このバイト君には罪はないんよ。わたしが憑依してイタズラしてるだけやねんから」と京都弁で話しだした。誰かが武藤に憑依して、事件を起こしたらしいのだが、もちろん警察は全く信じない。すると今度は、林実巡査(正名僕像)に憑依してみせ、「自分の能力を証明するために日本中の林実に憑依する」と宣言し、姿を消す。しばらくして、憑依する人物から挑戦状が警察に届いた。「48時間以内に、私をつかまえられない時には、マスコミに対して、憑依する能力を発表する」と…。