舞台はボストン。家賃を払うのも困窮するような小さな弁護士事務所をかまえるボビー・ドネル率いる弁護士たちは、日々さまざまな案件を抱えている。その実力はボストンの法曹界でも一目置かれているが、凶悪な犯罪者であっても弁護を引き受け、勝訴のためには違法ギリギリの手段もいとわないその姿勢に悪徳弁護士と見る向きも多い。事実彼らは依頼人のためなら、少々あくどい手段に打って出ることもしばしば。しかしその根底には彼らの強い信念があった。とたえどれほど有罪濃厚な犯罪者であっても弁護を引き受け続けるのは、事実無根の罪に問われている人を救うため、社会的弱者を救うためなのだ。