「・・・・・・絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」 その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、 知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。 それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。 そんな中、低位迷宮《水月の迷宮》で未踏破区域を発見するが、 そこで遭遇した《龍》に喰われてしまう。 命運尽き果てたと思われたレントだが、 何故か意識を取り戻したーー最弱の魔物・スケルトンとして。 それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。 手始めに魔物の特性である《存在進化》を利用して上位の魔物を目指し、 人間に戻る道を探すことに。 不死者(アンデッド)となったレントは、 再び神銀級冒険者を目指す。