そんな中、モーたち外国人労働者たちに日本人ホームレスたちが襲いかかる。そこで藤木は、外国人労働者を守ろうとした拓郎が怪我を隠していることを見抜く……! 果たして藤木は、自らを執拗に追い詰めてきた拓郎を救うのか!?究極の選択を迫られる――。そしてついに、妙子が遺したカセットテープの謎が明らかになり藤木たちの運命を大きく左右することになる……!!2週間後――。妙子の殺害事件の捜査本部に一人の男が乗り込む。妙子の兄で元自衛官の八神拓郎(松岡昌宏)。刑事の筋川二平(和田聰宏)たちの制止を振り切り、ホワイトボードに容疑者として貼られた藤木の写真を見つけた拓郎は、妹の恋人だった藤木が犯人であることを確信。藤木への異常なまでの復讐に燃える……。そんな中、逃亡を続ける藤木は、『鳴海健介』と名乗り、ある人物に会いに行くため、海洋観測船・第一海風丸にアルバイトとして搭乗しようとしていた。先輩観測員・沢井美香子(森七菜)は、初めての後輩である藤木の指導に張り切る中、その手がツルツルであることに気づき、どんな仕事をしてきたのかと興味を持つが……。その頃――。拓郎は、ある策略を巡らして筋川の弱みを握ると、藤木を追うための捜査情報を自分に横流しするよう迫っていた……!一方、船上では、指名手配犯のポスターを目にした美香子が、『鳴海健介』の正体が恋人殺しの容疑者・藤木圭介であることに気づく……!着々と藤木に近づく捜査網! そんな中、船上でまさかの大事故が発生し、美香子が利き腕を失うかもしれない大怪我を負う! 逃げるのか、助けるのか? 追っ手が迫る中、藤木は手術道具の少ない過酷な状況下で、自分にしか助けられない患者を前に、医師としての選択を迫られる……!さらに、藤木の無実を信じる後輩医師・長谷川輝彦(桐山照史)、不審な行動を取る妙子の親友・烏丸京子(前田敦子)、そして、バイオベンチャー企業の天才研究者・佐々木世志郎(安田顕)と、事件を巡って藤木の周囲の人間関係が不穏な渦を巻き始める……。